ご紹介するのは、今東京で最もセンスに長けるグループと言っても過言ではないKANDYTOWNのNew Shitです。
怪しげなギターの音色がループし、これぞヒップホップと言わんばかりのドラムが鳴り響くビート。そのうえで個性光る3人のMCがマイクを繋ぐ一曲です。アウトロの声ネタスクラッチも、渋くてかっこいいです。
まさにヒップホップど真ん中な曲という感じで、どこか90年代東海岸のヒップホップを彷彿させる曲に仕上がっています。ビートはNEETZプロデュース。この方は本当に才能に溢れていますね。
MUD・NEETZ・BSCの3人のMCが登場する本作ですが、それぞれのバースで個性が光っており、それがマイクリレーとしながらバースを繋ぐにあたり、リスナーにはHipHopの旨味がじわっと浸透しているはずです。
個人的な感想ではありますが、この曲を聴いたとき、私はWu-Tang Clanを思い出しました。
どこか乾いた感じのドラムと、怪しげでシリアスなメロディライン、そして個性豊かでタイトなラップと、これはもうまさに往年のウータンといった感じです。
Japanese HipHopも進化を遂げ、多種多様な曲調が楽しめる現代、このようにストレートにヒップホップの魅力を味わえる曲というのは逆に珍しいのではないでしょうか。
Tokyo Urban HipHopの最新鋭にして、最高峰。KANDYTOWNの「METHOD」を皆さんもお楽しみください。
WAGASHI-OHAGI